前回の続きです
まずSTPってどういうことだってばよ
簡単に言えばループ構成を防ぎつつ、冗長性を確保する機能です。
デフォルトで有効になっており、ciscoの実機使っている人ならわかると思うんですが
STPが機能してるとポートのランプがオレンジ色になっていると思います。(通信をブロックする)
どうして通信を止める必要があるのか。それはループしてるからなのですが、ループしてるとどうしてダメなのかを考えた方がいいと思います。
ループがダメな理由はブロードキャストストームに原因があります。
説明すると長くなるので、簡単に言うとブロードキャスト(一斉配信)が無限に起きてしまい帯域を失ってしまいネットワークが機能しなくなってしまうということです(詳しい挙動は調べた方がわかりやすい)
ルートブリッジとはなにか?
簡単に言えばえらいやつです(基準みたいなもん) 選出方法は①プライオリティ値が低いもの ②プライオリティ値が同値であればMACアドレスが低いもの
ルートブリッジを基準にしてルートポートが決定されます。
ルートポートの選定に関してはコストおよび帯域幅を変更しない限りルートブリッジのポートと接続してる別スイッチのポートとなります(最短コストがルートポートになるが説明がややこしい)
そのあと指定ポートが選出されます。
指定ポートの選出はルートブリッジの各ポートは確定です。
もう一つ指定ポートになるのですが、コストおよび帯域幅を変更しない限りルートポートがあるスイッチの①プライオリティ値が低いもの ②プライオリティ値が同値であればMACアドレスが低いものが指定ポートになります。
非指定ポートは何も指定されなかったものとなり、これが通信を止める形となります。
個人的に非指定ポートはコストおよび帯域幅を変更しない限りルートポートがあるスイッチの①プライオリティ値が高いもの ②プライオリティ値が同値であればMACアドレスが高いものが非指定ポートだと考えれば結構わかりやすいと思います。
コストおよび帯域幅を変更しない限り
動作的には ルートブリッジ→ルートポート→指定ポート→非指定ポートですが
考え的には ルートブリッジ→ルートポート→非指定ポート→指定ポートの方が個人的にはしっくりきます。
長くなってしまったので次はプライオリティ値が設定値と異なる理由について話します。
ここまで読んでいただきありがとうございます。